呟き+サイトに載せるほどでもない写真達
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6000円分の文庫本の中の一冊で、
東野圭吾さんの「鳥人計画」という本が面白かったので紹介します。
最初に人が殺されて・・・という、一見よくある推理ものなんですが
ちょっと珍しいところが二つほどあります。
一つめは犯人が序盤に捕まってしまうということ。
バレるはずのないトリックだったのに、
それを見破り犯人の名を密告した奴がいる・・・
現場にいたのは知っている人間ばかり。その中の誰が密告者なのか?
そんなふうに「犯人が」「探偵役を」推理するのがメインなんです。
二つめは舞台がスキージャンプのジャンプ台だということ。
殺されてしまったのは天才と言われる程のジャンプ選手で、
犯人は同じ場所にいた選手・監督・コーチ・スタッフのなかにいるはず。
もちろん、密告した人間もその中に・・・?
東野さんは人間の心理描写がとても深く、
魅力的でもあり、感情移入もしやすいと思うのですが
特に今回は「ジャンプ」に関わる人たちばかりが登場します。
実は私も少しの間だけどジャンプをやっていたので、いつもよりも
共感できる部分・懐かしく思う感覚がたくさんあって本当に楽しめました。
もちろん、ジャンプをよく知らない人でもちゃんと分かるようになっているので
ぜひぜひ読んでみて下さいね。
お話を純粋に楽しむこともできるし、これをきっかけにジャンプについて
興味を持ってもらえたらと思います。
買った中にまだまだ面白い本があるので、しばらくは
本の紹介が続くかもしれません^^;
「鳥人計画」を読んで、ちょっと感傷に浸ってしまった(?)ので
いろいろ吐き出すために文章を書かせてもらいました;
「玖珠の事情なんてどっちでもいいよー」って人は読まん方が良いですw
かなーりお暇だ!な方はどうぞ。あえての羞恥プレイです。嘘です。
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[あらすじ]
僕は坂木司。外資系の保険会社に勤務している。友人の鳥井真一はひきこもりだ。プログラマーを職とし、
料理が得意で、口にするものは何でも 自分で作ってしまう。それもプロ顔負けの包丁さばきで。
要するに外界との接触を絶って暮らしている鳥井をなんとか社会に引っ張り出したいと僕は日夜奮闘している。
そんな僕が街で出合った気になること、不思議なことを鳥井の許に持ち込み、その並外れた観察眼と
推理力によって縺れた糸を解きほぐしてもらうたびに、友人の世界は少しずつ、でも確実に外に向かって
広がっていくのだった…(Yahoo!ブックスより)
本の紹介一冊目は「青空の卵」です。
連作推理短編集、ということですがお話のメインは推理ではなく、人と人との関係や
自分の弱さなどの「心のあり方」についてではないかと思いました。
誰もが一度は思ったことがあることを深く考えていくので、読んでいくと「どきっ」とする
ことがたくさんある一方、その「どきっ」を優しく包み込んでくれるような暖かい言葉、
雰囲気もたくさん詰まっています。
この作品は三部作で「仔羊の巣」「動物園の鳥」と続きますが、話が進んでいくと同時に
変化していく坂木と鳥井、そして周りの人々との関係も見所の1つです。
また鳥井さんが料理が得意なことから、1話につき1つは料理の記述があります。
カレー、ハヤシライスからハンバーガーや中華粥まで、見慣れている食べ物も
「レストラン・トリイ」では数倍おいしそう!
いつもその料理を食べている坂木さんがうらやましいくらいです。
私の一番は「動物園の鳥」で登場する「じゃがいものピュレ」。坂木さんによると、
「渡されたスプーンでそれをすくって口に入れると、あっという間に溶けて消えた。
喉ごしがいいどころじゃない。ミルクとバターの香りを残して消える物は、それでも
じゃがいもの味がした。」・・・食べてみたい!
読み終わるとちょっと切ないけどとっても暖かい気持ちになれる本です。
最近はほんとに寒い日が続いているので是非読んでみて下さいね。
僕は坂木司。外資系の保険会社に勤務している。友人の鳥井真一はひきこもりだ。プログラマーを職とし、
料理が得意で、口にするものは何でも 自分で作ってしまう。それもプロ顔負けの包丁さばきで。
要するに外界との接触を絶って暮らしている鳥井をなんとか社会に引っ張り出したいと僕は日夜奮闘している。
そんな僕が街で出合った気になること、不思議なことを鳥井の許に持ち込み、その並外れた観察眼と
推理力によって縺れた糸を解きほぐしてもらうたびに、友人の世界は少しずつ、でも確実に外に向かって
広がっていくのだった…(Yahoo!ブックスより)
本の紹介一冊目は「青空の卵」です。
連作推理短編集、ということですがお話のメインは推理ではなく、人と人との関係や
自分の弱さなどの「心のあり方」についてではないかと思いました。
誰もが一度は思ったことがあることを深く考えていくので、読んでいくと「どきっ」とする
ことがたくさんある一方、その「どきっ」を優しく包み込んでくれるような暖かい言葉、
雰囲気もたくさん詰まっています。
この作品は三部作で「仔羊の巣」「動物園の鳥」と続きますが、話が進んでいくと同時に
変化していく坂木と鳥井、そして周りの人々との関係も見所の1つです。
また鳥井さんが料理が得意なことから、1話につき1つは料理の記述があります。
カレー、ハヤシライスからハンバーガーや中華粥まで、見慣れている食べ物も
「レストラン・トリイ」では数倍おいしそう!
いつもその料理を食べている坂木さんがうらやましいくらいです。
私の一番は「動物園の鳥」で登場する「じゃがいものピュレ」。坂木さんによると、
「渡されたスプーンでそれをすくって口に入れると、あっという間に溶けて消えた。
喉ごしがいいどころじゃない。ミルクとバターの香りを残して消える物は、それでも
じゃがいもの味がした。」・・・食べてみたい!
読み終わるとちょっと切ないけどとっても暖かい気持ちになれる本です。
最近はほんとに寒い日が続いているので是非読んでみて下さいね。